車検が切れた自動車でも廃車にすることはできます。
廃車の手続きの際に必要な車検証は、有効期限が切れていても問題なく廃車の手続きをすることが可能です。
しかし、車検の切れた自動車は公道を走ることができないため、自動車を業者に引き渡すためには、2通りの方法のどちらかを選択しなければなりません。
自分で運転して引き取ってもらう場合
市区町村の役場や運輸支局に届け出て、仮ナンバーを申請しなければいけません。仮ナンバーは、1日～5日間だけ運転できるようになる、一時的なナンバープレートのことです。
また、自賠責保険にも加入しないと公道を走れないため、仮ナンバーを利用する期間だけの自賠責保険に加入しましょう。仮ナンバーを申請するときには、自賠責保険の証明書が必要なので、手続きとしては、自賠責保険の手配の方が先になるはずです。
仮ナンバーと自賠責保険の準備ができたら、自分で運転をして、解体業者に運び、解体処理をしてもらいましょう。
仮ナンバー申請に必要な書類
- 自賠責保険の証明書（原本）
- 自動車車検証（一時抹消登録をしている場合は一時抹消登録証明書）
- 免許証
- 印鑑（認印）
- 仮ナンバー取得費用（750円前後）
業者に依頼して引き取ってもらう場合
解体業者などに直接引き取ってもらう場合は、その業者に連絡をすれば簡単に引き取ってもらえます。
その後の廃車の手続きを自分でする場合にはナンバープレートや使用済自動車引取証明書を業者から送付してもらい、運輸支局で廃車の手続きをしてください。
どちらの方法を選択するかは、あなた次第です。
時間がある人は費用を安く抑えるためにも仮ナンバーを申請して自分で廃車の手続きをすることをお薦めします。
もし、仮ナンバーを申請したり、自賠責保険に加入している時間がない場合は、業者に頼んでしまうのも手でしょう。ただし、業者に依頼をすると、運送費などでそれなりのお金が必要になりますので覚えておきましょう。