業者に廃車を依頼する方法と流れ

運輸支局は土日・祝日が休みのため、平日は仕事で自分では廃車にできない人や廃車に手間を掛けたくない人などは、業者に依頼をして廃車の手続きを代行してもらいましょう。

廃車手続きを依頼できる業者には、ディーラー、自動車修理工場、中古車販売会社、解体業者などがあります。これらの業者に依頼をすれば、廃車の手続きをしてもらえます。

ここでは、業者に依頼するときの流れと必要な書類を紹介していきます。

業者に依頼するまでの流れ

1.廃車を依頼する業者を決める。

まずは、どの業者に依頼をするかを決めましょう。廃車をしてくれる業者はディーラー、自動車修理工場、中古車販売会社、解体業者など色々ありますが、お薦めは普段からお世話になっている業者に依頼をすると良いでしょう。

普段から車検を依頼していたり、過去に自動車の修理や整備をしてもらった業者があれば、その業者にすれば問題はありません。

2.自動車の引き取り方法を決める。

自動車が動かなくなってしまった場合は、業者に依頼をしてレッカー車などで運んでもらわなければいけませんが、自走可能であれば、自分で運転していくと、運んでもらう手間が省けるのでその分だけ費用を抑えることができます。

3.必要書類の提出

免許証のコピーや、車検証など必要書類を業者に提出しましょう。

4.業者側で廃車の手続きを代行

書類と自動車の引渡しが完了すれば、あとは業者側で廃車の手続きを代行してもらえます。廃車の手続きにかかる期間は、数日から1ヶ月くらいと業者によって違います。大体どれくらいの期間で廃車の手続きが完了するかを聞いておきましょう。

5.抹消登録証明書を受け取る

廃車の手続きが完了すると、業者から「抹消登録証明書」が送られてきます。この書類が送られてきたら、廃車は完了です。逆にいつまで経っても「抹消登録証明書」が届かない場合には、業者に廃車の状況を確認しましょう。

業者に依頼する場合に必要な書類は?

業者に廃車の手続きを代行してもらうときに必要な書類を紹介します。
(永久抹消登録でも、一時抹消登録でも必要な書類は同じです。)

  • 所有者の免許証のコピー
  • 車検証原本
  • 車検証と同一の認め印(譲渡証・委任状に押印するため)
  • 自賠責保険の原本(車検が1か月半以上残っている場合)
  • 所有者の印鑑証明1通
    (車検証記載の所有者のもので、発行から3ヶ月以内のもの)
  • 所有者の印鑑証明書と同一の実印(譲渡証・委任状に押印するため)

車検証の住所と印鑑証明書の住所が異なる場合

上記の書類以外にも、別途以下の書類が必要となります。

  • 住民票(引越などの住所変更が1回の場合)
  • 戸籍の附表(引越などの住所変更が2回以上の場合)